福西です。
次の夏の俳句のうちから、好きなものを選んでもらいました。それを覚えてもらいました。
うれしきは葉がくれ 梅の一つ かな 杜国
翅わつててんたう虫の飛び いづる 高野素十
教室にプールの水の匂ひ来る 茨木和夫
絵本を2冊読みました。そのうちの1冊はこれです。
『やまびと』(京極夏彦/文、中川学/絵、柳田国男/原作、汐文社)
柳田国男『遠野物語』の一節の絵本化です。遠野で語り継がれる「山人」とは何者なのか? 絵本の中で描かれるのは、村で起こった神隠しと、山人らしき影の輪郭だけでした。最後まで正体が明かされないことが、かえって生徒たちの想像力を刺激しました。
「山の学校は山奥?」と生徒が聞いたところに、その怖さが伝わったことを認識しました。