福西です。
かきとりの練習も兼ねて、学習プリントを2枚してもらいました。
その後、恒例の絵本を読みました。最近のレパートリーは、イソップとこわい話です。
『オオカミがきた』(蜂飼耳/文、ささめやゆき/絵、岩崎書店)
オオカミ少年の話です。羊飼いの少年が、退屈を紛らわせたいという個人的な欲望を満たすために、町の人を嘘で困らせます。その嘘がはね返ってきて、自分がとうとう損をするという話です。いたずらが成功したときに少年のぺろっと出した舌の赤さと、オオカミの舌の赤さとの一致が印象的でした。
『ちょうつがいきいきい』(加門七海/文、軽部武宏/絵、岩崎書店)
以前読んだ絵本にちょうつがいが出てきて、「ちょうつがいって何?」ということがありました。そこで、それがメインの絵本をもってきました。きいきいという音がするのは、妖怪が挟まって鳴いているからで、それを小さな男の子が目撃する、というコンセプトです。回転椅子、ブランコの鎖、自転車、ブレーキ…それぞれに妖怪がいます。「どのページがこわかった?」と聞くと、「いや、ぜんぜん!」という声が聞かれました。
例のごとく、「もう一つ読んで!」というので、字のない本を読みました。
『クエスト』(アーロン・ベッカー/作、講談社)
美しい色彩の絵の中に引き込まれました。「これは何をしてるのかな?」と、生徒たちに質問し、ストーリーを思いつくままに口にしてもらいました。