各回とも高校入試の過去問を制限時間つきで解いてもらい、その後で解説するというスタイルを貫きました。京都府の私立高校と公立高校の過去問を8校分解いたことになります。これだけ解くとよく見るパターンをつかむことができます。
本来であればこの時期に過去問をするのはまだ早いです。二次関数や相似、三平方の定理を学校で習っていないからです。そしてこれらの分野は入試問題で頻出なのです。そのため私も夏期講習前には不安を感じていて、実際初回の結果たるや惨憺たるものでしたが、8回の中で見事に修正してくれました。こちらの期待に応えてくれたわけです。
高校入試、特に私立高校のそれで合格点を取るためには、計算や基本問題を確実に解き、あまりに難しい捨て問を見極め、中間レベルの問題で力を出し切ることが求められます。このあたりのことは身をもって体験することができました。
実際の入試問題では微妙なところを突かれることも多々あります。それはこのような実戦形式でその都度穴を埋めていくことになります。
非常にハードな夏期講習会となりましたが、それだけの達成感はありました。