ことば3~4年(2018/5/16)

福西です。

読解のプリントを続けています。この日は、いつもより多めに取り組みました。

次に、俳句の「型」を少し紹介しました。

1)季語が5文字(かたつぶり)の時

「かたつぶり」を上におくなら……

かたつぶり ①②③④⑤⑥⑦ ⑧⑨⑩⑪⑫

かたつぶり ①②③④⑤⑥⑦ ⑧⑨⑩けり /

かたつぶり ①②③④⑤⑥⑦ ⑧⑨⑩かな /

「かたつぶり」を下におくなら……

①②③④⑤ ⑥⑦⑧⑨⑩⑪や / かたつぶり

2)季語が4文字(ででむし)の時

ででむしや / ①②③④⑤⑥⑦ ⑧⑨⑩⑪⑫

3)季語が3文字(蝸牛・かぎゅう)の時

①②③④⑤ ⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫ 蝸牛かな /

/印は、そこで余韻が生じることを意味します。

もちろん、いつでもこの通りというわけではないのですが、最初の足がかりとして伝えました。見ると、自分の思い通りに使える文字は、11文字前後だということが分かります。

「『けり』と『かな』で、2文字も使うのがもったいない」と思うかもしれません。しかし文字数以上の効果が得られます。どんどん使ってみてください。

「や」「けり」「かな」は、俳句でいう「必殺技」です。

なお、「けり」は動詞のあと、「かな」は名詞の後に使います。

このあと、別当公園まで足をのばして、外で俳句を作りました。

Fちゃんが短歌にも挑戦してくれました。

公園でふん水見ながらシャーベットつめたいものをよく食べにけり Fuuka