福西です。
秋学期の初回(8/31)は、かけ算のカルタをしました。ある数を告げて、答が一致する計算(かけ算)をできるだけ多く見つけてもらうということをしました。
九九は2年生の頃にすでに覚えているわけですが、4年生での課題は、18と聞いて、3×6と2×9の両方が思い浮かぶようになることです。算数でイメージを増やすことはとても大事なことです。18の大きさを、18個の○を並べて思い浮かべられるだけでなく、九九の範囲でなら2通りに分解できる数であること、もっと言えば2×3×3であるというように、より分解したイメージでもとらえられるようになるのは、算数をこれからもっと好きになっていくための秘訣です。
このように足し算的な思考と、かけ算的な思考とが、両方得意になってくると、4年生のメインテーマである「面積」や、小学生全体の一つの華である「分数」も、自信を持って学ぶことができます。
また、春学期中に11×11、12×12…(二乗の数)の暗記にも挑戦したことがあったので、それを覚えていた人は、この時も有利に札を取っていました。2乗の数も、別の意味でこの後ずっと大事になってくる数ですので、もし忘れてしまった人は、とりわけ頻度の高い11×11=121と12×12=144だけはしっかり覚え直しておいてください。
そのあと、プリントを配って、かけ算と割り算の混ざった簡単な計算問題を解いてもらいました。10問が10枚あったので、100問になります。問題自体は3年生のものですが、4年生なので「満点を取ること」を目標としました。「見直してもいい?」と聞くので、「もちろん!」と答えました。ゆっくり見直した人も含め、20分も経つと全員が「クリア」していました。
上のプリントをミスなく、かつ早くにできた人には、最後に「箱詰めパズル」を1問渡しました。これも九九を使った問題で、1問だけというのは、今度は「さくさく」ではなく「じっくり」考えてもらうためです。
ちなみに「もっと難しいものがお望み」の生徒には、こんなのも用意していました(笑)。上の問題だとだいたい30分ぐらいで解けるものですが、こちらは少なくとも1時間はかかるものです。(宿題で持って帰った人の場合は、一週間かかってもおかしくないでしょう)。
(私が作ったオリジナル問題。右のように長方形で分割できます。今までこれに挑戦してできた人は、4年生では3人だけ…果たしてだれか挑戦する人はいるかな?>自信のある人)