「ラテン語入門・中級講読」のクラス便り(2010.6)

春学期のクラスだよりを「山びこ通信」2010.6月号より転載します。

入門では、受講生3名とともに、引き続きHans H. Ørberg, Lingua Latina I: Familia Romana を用いて学んでいます。今学期で、ようやく半分を過ぎました。このペースだと、全部読み終えるのに、あと一年程度かかりますが、急ぐ道程ではないので、気長に進めています。この教科書は、本来、一週間に3、4回の授業で一年かけて学ぶためのものなので、週に1回の授業ではどうしても効率が落ちます。その欠を補うために、1日15分でも構わないので、どうか毎日自習(特に復習)をしてください。

中級講読では、ウェルギリウス『農耕詩』を受講生1名と読んでいます。3巻の後半まで進みました。1回に進むのは20行程度です。『農耕詩』を読み終えたら『アイネーイス』に進み、ウェルギリウスを全て読むのが目標です。(文責広川直幸)