春学期も最終回を迎えました。
「英文が読めたり読めなかったりする」という状態で4月から始まったこのクラスですが、3ヶ月を経た今となってはそれも過去の話です。もうそうしたもやもやはほぼ消え去りました。どのようなジャンルの英文であっても、文法事項に気づきつつ、正確に読めるようになったとのことです。そうだとしたらうれしいことです。
今回も最後に気づいた点をはっきりさせました。譲歩の構文です。whetherという接続詞は「~かどうか」という意味の名詞節を作ることもあれば、「~であろうが」という譲歩の副詞節を作ることもあります。次の二文を対照させるとそのことがはっきりします。
I don’t know whether you like it or not.
(あなたがそれを好むか好まないか私はわからない。)
You must do it whether you like it or not.
(あなたがそれを好もうが好まなかろうが、それをしなければならない。)
上が名詞節で下が副詞節です。この区別をはっきりできると正確に読めます。wherever等の複合関係詞でも同様のことが言えます。