この中学数学のクラスも夏休み前の最後の回になりました。みなそれぞれにがんばれたと思います。
Aさんは方程式を使う力がついてきています。計算では間違いやすいパターンがいくつか明らかになりました。5x=1と5+x=1との混同、全体を10倍や100倍するときにもともときれいな数字にかけ忘れること、分数の分子が式になっているときはその分子全体を一まとまりとして扱う(かっこをつける)ことなどです。これらをクリアしていけば、Aさんの根気のよさがあれば普通の計算のようにほぼパーフェクトに解けるようになるでしょう。
BさんとCさんには連立方程式の範囲で最後の確認をしました。2人とも計算は8割程度、文章題もそこそこできたので、ひとまず安心して夏休みを迎えることができそうです。このように集中してやればできるのですから、毎回集中して定期テスト前に実力を完成させておくことができればいいのにと思うのは欲張りすぎでしょうかね。
Dさんは二次方程式の解の公式を導く手順をなぞっているうちに公式そのものを覚えてしまったと言っていました。これが理想形だと思います。実際、方程式を解く問題ではほとんど完璧でした。その勢いで二次関数にも少し入りました。変化の割合以外はスムーズでした。
Eさんは平方根の範囲でときどきちょっとした勘違いが見られたほかはよくできていました。特に計算の正確さには舌を巻きます。その少し見られた勘違いとは10以上39以下の整数は全部で19個ある、といった勘違いです。正しくは20個です。こうしたちょっとしたところを詰めることができればさらによくなります。