ロシア語入門(文法クラス)の様子を山びこ通信(2012年春号)より転載いたします。
『ロシア語入門』 (担当:山下大吾)
山の学校初となるロシア語クラスが、お一方の受講生を迎えて今学期開講致しました。受講生のTさんはロシア語に限らず詩を愛好されており、なるたけ原典に親しまれたいとのご希望でしたので、教科書としてナウカ出版の井桁貞義著『名作に学ぶロシア語:初歩から講読へ』を採用しました。
この教科書の例文はごく短いものを含め全てロシア文学の原典から採られており、未だごく初歩の段階ですが、個々の文法事項を確認しながら、トゥルゲーネフの『散文詩』やチェーホフの『かもめ』からの印象深い一節をご一緒に味わうことが出来ました。教科書のタイトル通り、授業の内容が「講読」レベルになる日を待ち望みつつ毎週楽しく授業を行っております。
(山下大吾)