前川です。
キケロー『友情について』を読み進めています。これまでは一回7行程度でしたが、受講者の希望もあって、今後は一回10行ずつとなります。
読みなれてくると、見たような活用の形が何度も出てくることに気付きます。そこで文法を復習する、と。あらゆる事項を復習していると大変なので、重要な部分を特に確認し、あとはさらっと、としておくのが長続きのコツでしょう。
活用形は、最初に文法を学んだときに覚えますが、ある程度学習が進んだ時点で再度集中的に暗記するようにすると効果的かもしれませんね。
来年もよろしくお願いします。
文法の教科書の問題文とは違って、キケローの文章は省略も多く、慣れるまでは読みづらいと思います。文法の勉強と違って、最初がやさしく後に行くほど難しいという性質のものではありません。つまり、いきなり難解な文章がたくさん出てくる可能性も大いにあります。そういうわけなので、あせらず、といって、気を抜かず、じっくりゆっくり進めていくのがよいでしょう。古典の作品はなんであれ「やっているうちにおもしろくなる」ということは言えると思います。