昨日は30名ほどのご参加を得て、無事にラテン語の夕べを開催できました。
いただいたアンケートのご感想を2,3ご紹介します。
「humanitas の原意確認。そして、ここから出発しようとする人間万歳!」
「私にとっては少し難しいところもありましたが、文学やラテン語の深みを感じることができました。製本に興味がありますので、『こころ』の初版本レプリカを見せていただけたのも興味深かったです。
ありがとうございました。」
「楽しかったです。本当にギリシア・ラテンの古典はあらゆる文化、芸術の基礎にかかわっているので、近現代人はみんな関係していると思うのです。このあたりを無視して生きていると、どこかで弱さが出てくると思います。」
次回は11月16日(月)の18:30-20:00に「第17回ラテン語の夕べ」を予定しています。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げています。
PS
なお、当日はアンケートをお書きいただく時間が十分にとれず失礼しました。今からでもご回答をお寄せいただけるとたいへんありがたく存じます(出席されたみなさんへ)。
私の感想を簡潔に書きます。
たいへんおもしろいお話でした。私自身、漱石の作品の何を今まで読んでいたのだろう、という思いにとらわれました。個人的には、漱石がなぜ Ars longa, vita brevis を大事に考えたのか、という点に興味をもちました。先生は、該博な知識を披露しながらもけっしてペダンティズムに陥らず、聞く者の「学びの魂」に火をつけて下さいました。次回は、どのようなお話をされるのか、楽しみにしています。