前川です。
久々に、初級ラテン語文法を担当することになりました。
そのために、山の学校向けの教科書『速修ラテン語文法』も
上梓しました。今後、使ってみて改訂等も考えたいと思います。
なお早速誤字が見つかりましたので、記載しておきます。
§3-7の練習問題にApellis.とありますが、Apellas.が
正しい形でした。謹んでお詫びします。
今学期は、お二人が生徒となります。いずれも年齢層は
やや高めですが、意欲は十分です。
予定通り3課まで進みました。毎回3課ずつ進むことで、
12回で終えることが出来る予定です。
前川先生のお作りになった教科書は文字通りエッセンスを凝縮した内容の本だと思います。あれもこれも詰め込みたくなるものですが、枝葉をとって、本質の部分だけに焦点をあてて完成させていただきました。パレートの法則で言うところの20パーセントを押さえることが全体の80パーセントを押さえることになる、という法則を具現化したような本です。山の学校の12回の授業にぴったりですね。従来の教科書を使うと消化不良を起こしがちであったという場合、一般の大学でもラテン語の教科書としてぜひ使っていただきたい本です。これを使って早く文法を終え、余った時間で何かテキストを読むという展開もあり、でしょう。