担当の梁川です。
前回のクラスで、冬に備えてみんなが自ずと焚き木を拾い集め出したのが印象的でした。
「今日すぐにしよう」ではなく、「蓄えをしておこう」という、落ち着いた構え方だったからです。
そのこともあって、この日は少し遅れて到着する一名を待ちながら、男の子二人と森の入口で薪(たきぎ)集めを始めました。輪っかにした手頃な長さのロープがあると、薪を束にして運ぶのに便利なので、その方法をみんなに伝えました。森の奥に前回クラスで見つけた素敵な場所へ行ってブランコを作ることも想定していましたが、時間の都合で今度の楽しみということにしました。そのかわり、森の中にはブランコのようにゆらゆら揺れて、上に乗っかることのできる「自然の遊具」がちゃんとあります。薪集めの合間にそこに乗って遊びました。
拾った枝が長過ぎる時は、「ぱきっ」と折って適当な長さにします。何とも言えない乾いた良い音が響きます。また、長い枝はいつものように、そのまま遊び道具となります。みんな、カブトムシかクワガタになったかのように、高くかざした枝と枝で組み合って、力比べが続きました。
薪の束を背負って園庭に戻ったあとは、枝を使って地面に絵を描いたり、高いところから紅葉を眺めたりしました。