浅野です。
アマルティア・センの議論を読みました。
ケイパビリティ(潜在能力)がキー概念です。経済学で言うところの予算制約のように、ある事柄を達成する可能性だと読める部分もありますが、むしろ金銭評価とは異なる力だと捉えるべきです。障害をもっている人はそうでない人と比べて同じことを達成するために余分な支出が必要なことがあるということが強調されますので。
センの議論にはややこしい部分もありますが、既存のいろいろな考え方に言及してくれているので、ゆっくり読めば理解が深まることと思います。