担当の梁川です。6/22(木)の記録。
この日は絵のモチーフ(例えば一個の林檎)を外に持って行って、場面を考えてみる、という課題を提案しました。
これには、Saeちゃん、Hannaちゃんがチャレンジしました。色々な所に林檎を置いては眺めてみる、ということを繰り返します。
いつの間にか私もみんなも林檎のことを「りんごくん」と呼んでいました。
モチーフを外に連れ出さずに、室内で取り組んだ人もいます。
2週間前に用意した切り花の中で、紫色の菊だけが枯れずに待ってくれていましたので、Aoiちゃんは背景や全体の構成にも工夫をしながら、それを絵の中で仕立て直して描きました。また、Saeちゃんは、林檎から想起されたお話を、紙芝居の形で一気に描きました。
タイトルは「りんごとスイミー」。最近小学校で題材として扱っていたという『スイミー』(レオ・レオーニ)をアレンジしたお話です。それぞれの絵には敢えて台詞をつけませんでした。見る人によって自由に解釈をしてよいのだそうです。「小学校に持っていく」と言って、出来上がった作品を嬉しそうに持ち帰っていました。
このように、あるモチーフは、そのものを描くというだけではなく、風景と積極的に関わったり、空想を呼んだりする装置としても活用することが出来ます。
追記。7/6(木)の記録。
前回室内で取り組んでいた人も、今回は外に出て取り組みました。
林檎をきっかけとした場面づくりや、絵の具による実験が行われました。