『しぜん』B2クラス便り(2017年6月)

「山びこ通信」2017年度春学期号より下記の記事を転載致します。

『しぜん』B2

担当 森山 純

写真.1

 昨年度のクラスを引き継ぎ、メンバー4人は2年生になりました。昨年度は水筒など私物を持ってあげることも多々ありましたが、今年度から頼まれても断り、「2年生になったから自分のものは自分で管理すること」と言うようにしました。すると、次の週から全く頼まれなくなりました。本人たちも学年が上がり、心身共に成長した自覚を持っているようです。
 昨年の今頃は毎回生き物探しをしていましたが、昨年度の冬には基地作りを行ったこともあり選択肢が広がり、日によって希望を聞いて活動内容を決めています。私の幼少期は自然の中で遊ぶことはほとんどなかったため、生き物探し以外の活動はすべて私も初体験です。自分の経験がない分、小学生は自然の中で何をすると楽しく、好奇心が刺激されるのかがわかりません。しかし、新しい活動を取り入れたほうがクラスのメンバーも楽しいと思うので、私自身も挑戦しながら探り探りやっていこうと思っています。そのひとつとして、Hちゃんが持ってきてくれたロープを使ってブランコを作りました。試作品をつくり、全員に乗ってもらい、意見を聞いて一緒に改良しています。自然のジャングルジムと呼ばれている木々も含めて、良い遊び場にしていければと思っています(写真1,2)。4月に生き物を探しに行ったときはあまり見つかりませんでしたが(写真3)、5月に入り急激に気温が上がったので、私の本領も発揮できそうです。私自身も先生として成長しながら、様々な活動を一緒に楽しもうと思います。

写真.2
写真.3