「山びこ通信」2017年度春学期号より下記の記事を転載致します。
『高校英語』A・B・C 『英語講読』A・C
担当 浅野 直樹
一口に英語と言っても内容は様々ですのでクラスごとに紹介します。
高校英語A クラスでは国公立大学の長文読解問題を中心にしています。文法などの英語そのものの理解もさることながら、背景知識や論理的な理解、和訳する際の日本語の上手さなども求められます。実地で練習をしながらその都度コメントをしています。
高校英語B クラスでは私立大学の公募推薦入試及び英検2級の対策をしています。前者では文法や語法の四択問題がたくさん出題されます。これはコミュニケーションのための英語というよりは独特な競技だと捉えたほうがよいです。ゲームのように繰り返しやればうまくなります。英検2級は語彙を増やすことに加えてライティングの型を作り上げることを目指しました。
高校英語C クラスではNHK のラジオ英会話を使っています。これは明らかにコミュニケーション重視の内容です。そこで話される英語は自然な表現で速いです。最初に一度聞いたときはほとんどわからなくても、文字を見て内容を理解してから聞くと聞き取れるのが不思議です。この作業を繰り返せばだんだんと初めて聞いたときにも聞き取れるようになります。
英語講読A クラスでは自分が英語を使うという観点から、似たような意味の語の微妙な違いなどに着目しています。ブログのほうでいくつか紹介しているので、よろしければご覧ください。
英語講読C クラスではEric Hoffer, The Temper of Our Time(エリックホッファー『現代という時代の気質』)を読んでいます。このクラスは英語を学ぶというよりも英語を使って新しい考え方などを知る機会になっています。
このように受講生の現状と希望に沿って英語に関する様々な活動をしています。