福西です。
論理パズルをしました。
「食べた野イチゴ」
さきほど、A、B、Cの3人はおいしい野イチゴを食べました(数はそれぞれ、1個、2個、3個で順不同)。
A「Bは私と同じ数の野イチゴを食べました」
B「Cは私と同じ数の野イチゴを食べました」
C「私はAより1個だけ多く食べました」
3個食べた者は少なくとも真実を語っています。誰がいくつ食べたのでしょう?
──『論理パズル「出しっこ問題』傑作選(小野田博一、講談社)
Aちゃん
AとBは同じという言葉を使っている。しかし、この文章にはありえない。Cは、Aより1こ多い、と言っている。この文章にはありえる。Cは正直なので3つ。AはCより1つ少なくて2つ。残ったBは1つです。
答え A2つ B1つ C3つ
Sちゃん
AとBは同じと言っているからうそつき。だから3個は矛盾。だからCが3個。Cが言っている事が正しいのでAは2個。なのでBは1個になります。
答え Aが2つ Cが3つ Bが1つ
R君
まずAとBは同じと言っているのでうそつきで、正直はCです。だからCは3こ。CはAより1こ多く食べたので、Aは2こです。のこりは1こでBしかいないので、答えは、A2こ、B1こ、C3こです。
食べた数が異なるという題意から、「同じ数を食べた」という発言がうそになります。それによって、正直者がまず決定します。それを糸口にする証明を書いてくれました。
回を重ねるごとに、みんな文章がしっかりしてきています。Sちゃんのように「だから」を重ねて書いてくれることは、とても良いことです。論理的で説得力があります。
また、答案を書く前の質疑応答の段階では、R君が明晰な発言を幾度となくして、クラスをリードしてくれていました。