前回に解けなかった「白と黒の石が5個ずつ交互に並んでいる状態から、白5個黒5個が並ぶように2個の石を5回動かすという問題」を解くことができました。
前回の段階で、隙間がある形では並べ替えることができていました。しかしそこからいくらやっても隙間なしに並べることができませんでした。
ある生徒は石が4個ずつの場合で試していました。それはルール説明を兼ねて本に解答も載っていたものなのですが、一週間経つと忘れていました。石が4個ずつの場合でも隙間がある形のほうが簡単にできました。
ということは、石が4個ずつのときの解答を参考にして考えれば、石が5個ずつでもできるのではないかとひらめきました。そしてしばらくその方針で考えると、私は解くことができました。
来週はお休みですし、さすがにこれ以上ひっぱるのはよくないかなと思って、その正解の手順をメモした紙を生徒たちに見せました。そうするとすぐに再現してくれました。
簡単な問題から法則性を推測しつつ難しい問題を解くということが体験できました。
合間の時間にはマッチ棒の計算式問題やナンバープレイスの問題を自作したりしました。マッチ棒の計算式ではその数字から1本だけ動かしてできる数字をまとめることにより、可能性が絞られます。例えば「4」からは1本足しても引いても別の数字は作れませんし、「3」から1本引いても作れず1本足すと「9」を作ることができます。
柔軟で粘り強く論理的に考えるということをいろいろな題材で実践しています。
>柔軟で粘り強く論理的に考えるということ
このj機に体験できることは何事にも代えがたい値打ちがあると思います。