福西です。
先週から、割り算を使った文章題の補強をしています。
たとえば次のような問題です(隣の答案が気にならないよう、各自別々の問題を配っています)。
花子さんは、お母さんに頼まれて、おかし屋さんへケーキとエクレアを買いに行きました。それぞれ2こずつ買って、1000円はらいました。ケーキはエクレアよりも120円高い値段でした。ケーキ1個、エクレア1個の値段はそれぞれいくらですか。
コツは、出てくる種類をなにかで1種類に統一することです。ここではエクレアにするのが簡単です。そして1種類にすると、割り算が使えるようになります。
ケーキ=エクレア+120円 (1)
が、まず文中の青色部分の翻訳です。次に、
ケーキ+ケーキ+エクレア+エクレア=1000円 (2)
が、文中の赤色部分の翻訳です。
そして、(2)をさらに(1)を使ってエクレアに統一します。
(エクレア+120円)+(エクレア+120円)+エクレア+エクレア=1000円 (2)’
この式が出てくるような、絵なり線グラフを自分でかけるようになることが、しばらくのクラスの課題です。
エクレア4個+240円=1000円
エクレア4個=760円
あとは760÷4を実行して、エクレア=190円と求まりました。
ケーキは(1)から、310円です。
後半は、約数と素数についてゲームをしながら簡単に触れました。
1)101までの数で約数の多いものはどれかクイズ
2)好きな数字を言って、素数であればビンゴ!
1)では、たとえば
88は、1×88、2×44、4×22、8×11→1、2、4、8、11、22、44、88の8個。
60は、1×60、2×30、3×20、4×15、5×12、6×10→1、2、3、4、5、6、10、20、30、60の10個。
この約数の多い数を「お金持ちの数」と呼んで、誰が一番お金持ちになれるかを競いました。
2)は反対に、「1とそれ自身でしか割れないスマートな数を探せ」です。これは上の例で言えばお金持ちでない数、すなわち素数です。任意のけたを言ってもらい、パソコンのソフトでそれが素数かどうかを判定しました。
101=素数(1点)
1001=7×11×13(3点)
10001=73×137(2点)
など、素因数の個数を点数として何回戦かし、合計点の最小だった人を勝ちとしました。