しぜんC2(2017/05/29)

担当の梁川です。

日差しも随分と夏らしくなってきました。そうしたわけで、みんな自然と口を揃えて「沢へ行こう」と言って出発しました。
沢蟹を探したい人もいれば、クワガタ見つけたいなぁ、と言っている人もいます。

結果的に、今日したことを一言で言うなら、「沢の上流の方まで行ってみる」という、ただそれだけのことですが、初めて足を踏み入れたエリアでは、谷間に横たわる倒木を乗り越えたり、くぐったり、けもの道のようなものを辿ったりと、まさに冒険で、みんなは吸い込まれるように先へ先へと進むのでした。
行って帰ってくるまでに、以下のような発見があり、それらをみんなで共有しました。

森の入口にて
落ち葉の山に住むごきぶり
古いチューリップの球根
こんなに近くにあったのに気づかなかった、大きなサンショウの木、葉っぱの香り

森の一本道にて
クワガタが隠れていそうな朽木
パチンコに使えそうなY字の枝
甘酸っぱいクサイチゴ

秘密基地でみんなが見守っている木の苗についた何かの幼虫
いつもよりサラサラと乾いている、沢へ続く斜面

沢へ降りると、角つきの鹿の頭部の骨と、顎の骨
沢から突き出た、クワガタが隠れていそうな大きな朽木、テコを利用して3人の体重を乗せて折ると、中から慌てふためいて幼虫を運ぶ、蟻の群れ
沢蟹、ちいさめ
アオスジアゲハ、そっと捕まえて羽を空に透かしてみると、透き通ったアオスジ
沢のぬかるみに残る、はっきりとしたヒヅメの跡
ふさふさした苔
沢蟹、極小
沢蟹、おおきめ
アシダカグモに似た、黒地に白いラインのあるかっこいい蜘蛛
濡れた苔のような色をした、モリアオガエルの子供、「カプセル」のような赤い目、手のひらから二の腕へ、向かい側の友達へジャンプして貼り付く
初めて足を踏み入れた沢の上流のけもの道
倒木を乗り越えたり、くぐったりした先に見つけた、シダが鮮やかに光る、明るいひだまりの場所
薄暗く、沢蟹が沢山いそうな場所

急ぎ足の帰り道
キノコ、アワフキムシ、ヘビイチゴ
沢にそそぐ山からの湧き水

カメラを携帯しておらず、みんなの表情を捉えられなかったのは残念ですが、沢蟹を見つけたときのいつもながらの歓喜の声や、アオスジアゲハを空に透かして見上げる驚きの笑顔、体の上にピョンと飛びつき這い登るモリアオガエルを見つめる眼差しなど、ドキドキするみんなの表情が忘れられない一日となりました。
次回は、さらに上流を目指します。