福西です。
以前に作った俳句を返却しました。晴れていたらそのまま俳句作りに出かける予定だったのですが、雨が降っていたので、別の取り組みをしました。
今回は『これはノミのピコ』という単語遊びをしました。
「物の名前」を「の」でつないでいき、長い文章を作ります。その際、直前の単語だけから連想する、というのがミソです。(ちょっとしたマルコフ連鎖です)。
一人ずつ順繰りに言葉をつないでいきました。
これはノミのピコのかおののうさいぼうのくねくねのひもの毛のひげの原子の虫めがねのレンズのガラスのぼこぼこののび太の藤子不二雄のマンガの本のストーリーのゴーストバスターズのテレビのスイッチのリモコンの2ばんのアニメのドラえもんの耳の中の耳くその赤ちゃんのしわしわのよう服の文字のえんぴつの芯の先のまがったバナナのくさっているところの黒いカビのついた電信棒のボタンの王様
まで来て、最後は各人好きな言葉を考えて、
が(を)「〇〇」した。
で区切りをつけました。
途中で読み返すのが、そのつど面白かったようです。
「Aの」からBを連想する時、とっさに「BのA」となってしまいます。そこでどうにか「AのB」にふさわしい単語を見つけようとして、頭をひねる様子が見られました。
また、個人的には、「ひげ」の「原子」というつながり方が面白いなと思いました。
次の俳句をしました。
古池やかはづとびこむ水の音 芭蕉
「かはづ(蛙)」は土の中から出てきた蛙の方で、春の季語です。
それに対し、オタマジャクシから大きくなった蛙を詠みたい時は、「夏蛙」とします。
暗唱の後、どんなカエルを連想するか、どんな水の音を連想するか質問しました。
クラスではわりと豪快な音が優勢でした。そのイメージは、また大人になるにつれて変わっていくのだろうなと思います。
ゴールデンウィークに任意で作って来てくれた俳句です。
しがけんでアマゴやイワナつりました Uta
おうちでねアマゴやイワナ食べました Uta
5月にはおばあちゃんちに行きました Uta
ばあちゃんにラジオをもらってうれしいな Uta
おいしいなひとくち食べてりょこうきぶん Ayaka
えい画かんコナンのえい画みましたよ Ayaka
水曜日イオンにいったたのしいよ Ayaka
水曜日ガチャガチャつくってたのしいよ Ayaka
木曜日魚つりをね作りました Ayaka 注:近くの大学の工作イベントで
また来週も作りましょう。