福西です。
語彙調べも活気があります。
私からの入力は特になくて、ほぼ100%、生徒たちが自発的に調べてきてくれます。生徒たちが互いのやりがいを持ち寄って、クラスの雰囲気を創造してくれていることに、心から感謝します。
記念に、三人の生徒がノートに書いて調べてくれたものを統合して以下にまとめておきます。
(50音順)
【哀願(あいがん)】 かわいそうだと思わせるようにして、人にたのむこと。
【値(あたい)】 (あることをする)ねうちがある。例)一見にあたいする。
【安寧(あんねい)】 世の中がおだやかで平和な事。
【幾度(いくど)】 何度。何回。いくたび。
【うらやむ】 すぐれた人や幸せそうな人を見て、自分もそうなりたいと思うようす。
【おこたる】 しなければならないことをしないでおく。なまける。いいかげんにする。ゆだんする。
【おしむ】 大切である。もったいない。
【格段(かくだん)】 ちがいが非常に大きい様子。段ちがい。
【加ご(かご)】 神や仏が人を助け守ってくれること。
【かたじけない】 (親切などが)ありがたい。もったいない。参考)あらたまった言い方。
【観点(かんてん)】 ものごとを見たり考えたりするときの立場。
【騎士(きし)】 馬にのる武士。
【起伏(きふく)】 高くなったり低くなったりする事。
【きらびやか】 きらきらとかがやくように美しい事。
【吟遊詩人(ぎんゆうしじん)】 ハープなどを持って詩を歌うこと。
【くっ服(くっぷく)】 いきおいをおそれしたがう事。
【けい意(けいい)】 うやまう気持ち。
【気高い(けだかい)】 上品である。
【賢明(けんめい)】 かしこくて、理屈がよくわかっているようす。
【絢爛(けんらん)】 きらびやかにかがやき美しいこと。豪華絢爛。
【高潔(こうけつ)】 心が気高く、行動がきよらかで、けがれがないこと。精神が気高くいさぎよいこと。
【公正(こうせい)】 どちらにもかたよらないで、公平で正しいようす。
【極秘(ごくひ)】 関係のない人にぜったい見せたり話したりしてはならないこと。
【祭壇(さいだん)】 神や仏をまつり、儀式を行うための壇。
【さし迫る(さしせまる)】 間近になる。おしつまる。切迫する。せっぱつまる。例)きけんが差し迫る。
【熟考(じゅくこう・じゅっこう)】 よくよく考える事。
【熟練(じゅくれん)】 よくなれて、上手なこと。
【証明(しょうめい)】 ものごとの正しさや、真実などをはっきり示すこと。
【叙する(じょする)】 官位をさずける。→叙任
【叙任(じょにん)】 位に叙して、官に任ずる事。官位をさずけてもらって、それを引き受けて、自分の責任とすること。
【召集(しょうしゅう)】 国会をひらくために国会議員を集めること。もと、戦争のときなどに軍人となる人を軍隊に集めること。
【侵入(しんにゅう)】 よその国や家などに、無理に入りこむこと。
【臣民(しんみん)】 王さまのいる国の民。
【征服(せいふく)】 相手をたおして、従わせる(従える)こと。例)敵を征服する。
【切迫(せっぱく)】 重大なことがおこりそうになる事。またおしせまる事。
【せっぱつまる】 追いつめられ、どうしようもなくなる。
【責務(せきむ)】 どうしても(責任をもって)しなければならない務め。
【善なる(ぜんなる)】 正しい。道理にかなった。徳のある。立派な。すぐれた。
【外面(そとづら)】 他人に見せる顔つきや態度。
【秩序(ちつじょ)】 ものごとの正しい(正しく行われるための)順序や決まり。例)社会の秩序を守る。
【忠実(ちゅうじつ)】 まじめに務めを果たすこと。
【直視(ちょくし)】 目をそらさないで、そのものを見つめること。
【滞在(たいざい)】 よそへ行って、そこに何人かいること。
【盾持ち(たてもち)】 盾を持っている人。
【賜る(たまわる)】 1)身分の高い人や目上の人から物などをもらい、いただく。2)目上の人がものをあたえる。くださる。
【統治(とうち)】 支配者が国や民をおさめること。例)国家を統治する。
【任ずる(にんずる)】 位などを引き受け、自分の責任とする。または自仕する。役目などにつかせる、まかせる。→叙任
【はせ参じる(はせさんじる)】 大急ぎで参上する。かけつける。
【繁栄(はんえい)】 さかえること(さかえる=いきおいがさかんになる)。例)国の繁栄をねがう。
【ひざまずく】 ひざを下につけてかがみ、深いけい意やくっぷくを表す動作。
【非友好(ひゆうこう)】 友達になろうとしない。
【放浪騎士(ほうろうきし)】 あてもなく、色々な土地をさまよいあるく(きし)。
【御名(みな)】 名前のていねいな言い方。
【紋章(もんしょう)】 家や団体のしるしとして使う、決められた図形。
【礼拝(れいはい)】 キリスト教で、神に祈りをささげること。
【礼拝堂(れいはいどう)】 キリスト教で、礼拝するための建物。
引いた語彙から派生して、テキストにはない語彙でも、分からない言葉をさらに引いている様子も見受けられます。(例:【ひざまずく】 ひざを下につけてかがみ、深いけい意やくっぷくを表す動作。→【けい意】、【くっぷく】)
もしそれを楽しんでくれているとしたら、言葉の旅だなと思います。
どうか中学生になるまでの間に、今のノートにどんどん手垢をつけて下さい。それはあとで思い返した時に、底力を引き出せる「ひな型」、「ポテンシャル」となることでしょう。
【追伸】
広辞苑をクラスの机に置いておきます。もし早く来て手持無沙汰の人は、それを使って、自主的に先に始めておいてください。(任意)