担当の梁川です。
春学期初回は2名でのスタートと、少しさみしくも感じましたが、それどころかクラスが始まってみれば、実際は終始活気に満ちた濃い90分となりました。
まず、初めて合う仲間同士の自己紹介をし、好きなものについて語り合いました。
昨日の激しい雨とは打って変わって穏やかに晴れていたので、「外で何かを観察して描きたい!」とNori君、Madoちゃんは意気投合して、画板と色鉛筆を手に外へ出ました。
クラスの終盤、「木が揺れると、優しさに包まれているような感じがする」とMadoちゃんが言いました。何だか素敵なフレーズなので、まずはそれを書き留めておいたらどうかと伝えました。そして、「風に揺れている感じ」と言って、木を描き、次に先ほども描いていた「風」を描きました。
「感じたことを描く、このシリーズ、私、一年間ずーっと描きたいな!」とMadoちゃん。
Nori君とはずっと虫について話しあったり、虫がいないか探しまわったりして、実際、御覧のようなぎっしりと今日が詰まった作品ができました(一部記憶を頼りに描いたものも含まれます。)また、耳元で「ブーン」という花蜂の羽音がする度にびっくりして遠くへ走っていくMadoちゃんに、「花蜂は怖くないよ」と何度も教えてくれました。
どこまでも、頭を柔らかく、柔らかく。この一年間も、絵に出来ること、その広がりを体感できるような時間を、皆さんと過ごせたらと思います。
たくさんの素敵な発見をしていきましょう!