福西です。
1年間の最後の授業は、「俳句かるた」と「百人一首」をしました。
俳句かるたでは、3人で代わりばんこに札の俳句を読みました。「あ」~「わ」「を」「ん」までの俳句があります。575のリズムになじんでもらいました。また、面白い俳句と出会ってもらえたなら幸いです。
こういう俳句もあるのですね。
(「ん」のバリエーション。ちなみに左のものはそれがない代わりに、「ゐ」「ゑ」「京」がある)
(ちなみに私は「雪の朝二の字二の字の下駄のあと 捨女」を、かるたで最初に覚えました)
ところで、Y君が「あれ、なんで? これって、俳句じゃないんやけど」と言いました。
『雀の子そのけそこのけお馬が通る 一茶』
を読んだ時のことです。
私は反射的に「え? なんで?」と答えてしまったのですが、Y君の言うのも、もっともでした。これは「577」ですね。不思議ですね。私もなぜこれが俳句と呼ばれるのか、分からないです。
Rちゃんが次に「百人一首がしたい」と言ったので、最後にそれをしました。むしろこっちの方が俳句かるたよりもメインでした。57577のリズムにひたりました。
「五色かるた」を使いました。それで20枚ずつに分けて、5回戦しました。(生徒たちvs私)。俳句かるたの方は、頭文字が読まれた瞬間に取れましたが、百人一首の方は、さすがに最後まで読まれないと取れません。
生徒たちの強さ加減を見ながら、ルールを変え、少しずつ難易度を上げていきました。
57577を読み終えたら私も取れる → 19枚差で生徒たちの勝ち
5757・まで読んだら私も取れる → 17枚差で生徒たちの勝ち
575・・まで読んだら私も取れる → 18枚差で生徒たちの勝ち
下の句1字目まで読んでから、推理する → 16枚差で生徒たちの勝ち
上の句だけを読んで、3択で推理する → 20枚差で生徒たちの勝ち
5回とも、生徒たちの勝ちでした。最後は完封で、「よっしゃー!」と喜んでいました。
それでは、4月にまた会いましょう。
春休み中にまた俳句を作ってくれると、嬉しいです。