『ことば』(1〜2年)  山の学校ゼミ『調査研究』『倫理』『英語講読C』クラス便り(2017年2月)

「山びこ通信」2017年度冬学期号より下記の記事を転載致します。

『ことば』(1〜2年) 山の学校ゼミ『調査研究』『倫理』『英語講読C』

担当 浅野 直樹

 山の学校のクラスが自分の世界を広げるきっかけになればと願っております。
 ことば1〜2年クラスでは毎回1冊のえほんを読んでいます。なるべくいろいろな種類の本に触れてもらいたいと思っています。他の人から勧められて読んでみると意外におもしろかったという体験は世界を広げる重要なきっかけになります。
 『調査研究』クラスや『倫理』クラスはそうしたことの連続です。参考文献を芋づる式にたどったり、同じ著者の別の本や論文を探したりすると世界がどんどん広がります。古典的な作品を読むとそのままで現代に通じると感じたり、やはり今とは時代が違うと感じたりします。
 英語講読CクラスはJ.S.ミル『自由論』から始まりカズオ・イシグロ『日の名残り』を経てJohn Dewey, Essays in Experimental Logicも残りわずかとなりました。これを読み終えればEric Hoffer, The Temper of Our Time(エリック・ホッファー『現代という時代の気質』)に進む予定です。一見するとつながりがないように見えますが、知のあり方というテーマが通底しています。