福西です。
最初に、秋・冬学期にした俳句を通しでおさらいしました。
口あけて親まつ鳥や秋の雨 一茶
鬼ごつこ銀杏を踏みつかまりぬ 加藤瑠璃子
鶏頭の十四五本もありぬべし 子規
初しぐれ猿も小みのをほしげ也 芭蕉
ほろほろとむかご落ちけり秋の雨 一茶
行(ゆく)あきや手をひろげたる栗のいが 芭蕉
海の音一日遠き小春かな 暁台
旅に病んで夢は枯野をかけ廻(めぐ)る 芭蕉
塩鯛の歯ぐきも寒し魚の店(たな) 芭蕉
叱られて次の間へ出る寒さかな 支考
葱(ねぶか)白く洗ひたてたる寒さかな 芭蕉
大根(だいこ)引き大根で道を教へけり 一茶
去年今年つらぬく棒の如きもの 虚子
結構たくさんしてきたのだなと、しみじみ思いました。Rちゃんは一茶の「むかご」の句、Y君は加藤瑠璃子さんの「銀杏」の句が一番好きと言っていました。
次に、先週Rちゃんからリクエストのあった、「推理クイズ」をしました。
1問目は「雪だるまを作っていたから」が答になる問題、2問目はちょっと算数の混じったとんち問題を出しました。Y君とRちゃんは物おじせずリラックスして質問を重ね、2問ともうまく解決してくれました。
本読み(音読)は、『ポリーとはらぺこオオカミ』(ストー、掛川恭子訳、岩波書店)から最初の1話を読みました。生徒たちはオオカミのまぬけぶりを面白いと感じてくれたようでした。