0314 中学数学

これで今年も最後ということもあり、全員に試験形式の問題を渡しました。

 
中1のMさんには中1の範囲全体から抜粋して作った問題を解いてもらいました。前に習ったことで忘れてしまったものもあったために難しく感じられたようです。計算や方程式ではちょっとしたミスを繰り返していました。応用問題でも苦労していました(これまでの経緯からして苦労しそうな問題を選んできましたので)。

 

Mさんが立派なのは最初に習ったときやしばらくぶりに挑戦して忘れてしまっていたときでも、事後にきちんと間違いなおしに取り組んで理解を深めることです。今回も後でそういうことだったのかと得心する場面が何度かありました。

 

 

中2のNさんは京都府の公立高校の入試問題に興味があるようだったので、実際に今年の問題を解いてもらいました。中3配当の問題でさえ数学的思考力で何問か解いてしまい、現時点では驚くほどの出来栄えでした。無理をして先取りをする必要はありませんが、興味に応じて先の学年の事柄に触れることはよいことだと思います。それでも中2までの範囲の問題で解けなかったものもあったので、その悔しさをあと一年持ち続けてもらいたいです。

 

中3のOさんには京都府の公立高校の試験問題に挑戦してもらいました。この数学の試験は盛りだくさんである割に時間が40分と短めです。Oさんは時間内に解き終えることができませんでしたが、そのことにそれほど神経質になる必要はありません。制限時間内での試験の得点は数学力というよりも単なる処理能力を反映したものに過ぎません。それよりも埋めた問題をほとんど正解していたことと、時間終了後に大抵の問題を理解できたことのほうがはるかに重要です。何となく数学への自信をつけてもらえたかなと勝手に手応えを感じております。