福西です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
3年生は棒グラフ(資料の整理)を、4年生は三角形の角度の問題をしました。
あと、まちがいさがしをしました。
棒グラフは、左端の「目もり」を(できれば「タイトル」も)書き添えるクセをつけましょう。数字をグラフ化することは、のちのち理科や統計学での下地になります。今の「簡単」というところから、得意の気持ちを育てておいてください。
三角形は、三角定規でおなじみの直角三角形(30°、60°、90°)と二等辺直角三角形(90°、45°、45°)の二種類です。それらを組み合わせて作れる角度に慣れてもらいました。
小学校の頃の私は、なぜ2種類の三角定規ばかりを問題に取り上げるのか、「特殊な状況で応用がきかないじゃないか」と不満に思っていました。今思えば、三角比(sinやcos)や三平方の定理で、その二種類の三角形は、「特に暗算できるものとして重要」だからなのでしょう。まだまだ先の話ですが。
30、45、60、90の組み合わせしか出てこないので、九九みたいに積極的に覚えておいて損はありません。
また直角を二つ合わせると、180°、図形的には「まっすぐの線」になります。この「180とまっすぐ」という結びつきは非常に重要なので、ぜひ頭にしみこませるようにして覚えておいてください。
後半30分は、次のようなパズルをしました。
100円、100円、50円、50円、10円、10円、5円、1円の計8枚のコインを、ランダムに一列に並べる。
二人でコインを1枚ずつ取り合い、合計の多い方が勝ち。
ただし、コインは両端しか取れない。
これは実はNHKの『大人のピタゴラスイッチ』という番組で私が見た内容でした。種明かしは、「二値化」という数学です。
百聞は一見にしかずなところがあるので、からくりの詳細は省きますが、数学的に考えると、コインを置いた時点ですでに勝負が決まってることが「分かる」ということがすごいなと思ったので、みんなで体験しました。その時間、面白いと感じてもらえたなら、私もうれしいです。