この日で中2英語から今のメンバーになったこのクラスも最終回でした。
リスニングの練習を続けてきた本もちょうど最後の回でした。聞き取りに関しては、スクリプトを見ながらこのように発音されるのかというフィードバックを行うことが基本作業です。小さい頃から日本語でもその作業は繰り返してきたはずです。ある程度大きくなって文字の習得から入る英語ならなおさら文字と発音とを一致させる必要が出てきます。
後半にはもう受ける必要がなくなった京都府公立高校の英語の問題に気楽な立場で挑戦してもらいました。抜き打ちで行ったためか、実際には受けなくて済んでよかったなという出来でした。その主な原因は時間内に二つの長文を読み切ることができていなかったことです。高校生になったらある程度の分量の英文を読んで、そこに登場した知らなかった語を覚えていくという作業をしたいです。中学校でも高校でも大抵は教科書を精読するスタイルのため、それだけをしていると長文を素早く読むことはなかなかできません。もちろん精読があっての速読ですが、実地に英語を用いることと学校での精読とに落差があることは意識しておくべきでしょう。
ともあれ中学英語の基本はできたと言えるので、今後ますますの活躍を期待して一旦終了とさせていただきます。一通りやりきったという気持ちと、まだまだ使い物になるレベルではないという気持ちの両方を持って高校に進んでもらえたらと思います。