岸本です。
今回は、体積と速さを復習しました。
体積は、前回までに復習した面積を応用していきます。
「縦×横×高さ」という直方体の体積の公式は、しっかりつかえていましたが、円柱などの体積を求める「底面積×高さ」という公式は、うまく使いこなせていませんでした。
これについては、「縦×横×高さ」という公式も、「底面積×高さ」と同じであることを解説しました。
また、「㎤」から「ℓ」への単位変換についても、復習しました。
「1㎤=1㎖」であることから、「1000㎤=1ℓ」を導けるということを確認したのです。
後半は、速さについての問題を解いていきました。
ここでも「速さ=距離÷時間」であることはしっかり覚えていました。
ただ、「距離」や「時間」を求める問題には苦戦していました。
そこで、「速さ=距離÷時間」の公式を変化させて、「距離=速さ×時間」、「時間=距離÷速さ」にできることを指摘しました。
これらを用いて、全体的に問題は良く解けていました。
ただ、クラスの最後に、生徒さんは素直に「細かい解説で良くわからないところがあった」と教えてくれました。
最後の最後で、「わからない点」が残ったのは悔しいところですが、「わからない」ときちんと言ってくれたことはうれしいことでもあります。
学校などでは、わからなくても周囲に遠慮して素直にわからないといえないことが多いと思いますが、それでわかった気になって、「わからない点」を放置するのは一番やってはいけないことです。
しかし、山の学校は、そうした「わからない点」を素直に聞ける場所です。
自分で「わからない点」を自覚し、わかるまで熱心に勉強することができるのです。
来年度以降も、素直に「わからない」と言って、自分の苦手を克服してもらえればと思います。