福西です。
計算問題の簡単なおさらいと、文章題をしました。
文章題では、線グラフを書くことを練習しました。
まさお君は、おすし屋さんでおすしを食べました。タコと中トロを食べて、1500円はらいました。中トロは、タコの4倍の値段です。タコと中トロはそれぞれいくらですか。
1500を2で割ったり、4で割るという発想が浮かんだ人は、考え違いをしています。
そこで、線グラフの登場です。
1500
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まず、全体を書きます。
1500
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タコ 中トロ
値段は、「タコ<中トロ」の関係なので、左右に差をつけて区切ることが第1ポイントです。
これは抽象的な作業なので、正確さは必要ありません。ただ意識として、真ん中でなければいいでしょう。
1500
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タコ 中トロ
次のポイントは、「中トロをタコで置き換える」という作業です。
上のように4分割できればO.K.です。これが第2のポイントです。
慣れるまで、しばらく時間がかかるだろうと思います。
そして、問題を次のように翻訳します。
「結局、1500円はタコいくつ分か?」
と。
「え?タコ?中トロは?」というRhei君のもっともな質問がありました。
そうです。「順番に解く」というのが第3のポイントです。あるいは「1種類の物に全部置きかえる」ということです。
1500÷5=300
よってタコは300円と出ます。
このタコの情報を使って、中トロがいくらかを求めます。
中トロは、タコ4つ分でした。
つまり、
300×4=1200
です。
このような一連の作業がルーチン化できることを、しばらく見て行こうと思います。
後半は『扉の書Ⅱ』(パズル集)をしました。
エイト・クイーン問題とよばれるもの、それを踏まえたビルディング・パズル(ともに4マス)が今回の山場でした。
また、中ボスとして、次の問題を登場させました。
ここに、大、中、小3つの油ビンがある。
大は、中よりも3オンス多く油が入っている。
中は、小よりも5オンス多く入っている。
3つの水がめの水を全部あわせると25オンスである。
それぞれ何オンスかを当てよ。
これも上の線グラフのようにして解く方法がありますが、今回はT君の発案で、(油の量は整数であると仮定して)「小油ビンの量を変化させることで、ぴったりになるものを探す」という方針を立てました。
たとえば小=3と最初におくと、
中=小+5=8
大=中+3=11
3+8+11=22≒25
これを何回か繰り返します。そして、小=4の時に正解に至りました。