浅野です。
柳田國男を読みました。
消えつつある民話などを保存することが彼の問題意識です。『山の人生』では天狗や河童の話がされ、『先祖の話』では盆や墓の話がされます。天狗や河童などはもしかすると柳田がそうした問題意識で収集したおかげでそれらが登場する小説やアニメなどがこれまで作られてきたのかもしれず、そのおかげで我々にも馴染みがあると言えるかもしれません。盆や墓などは世代を通じでゆっくりと変化しつつ受け継がれるので今でも一定程度風習が残っていると言えます。こうしたテーマについて考えると実体験からいくらかのことは知りつつも、よくわからないことがたくさんあり、不思議な感じがします。