福西です。
Y君がお休みだったので、この日はK君とマンツーマンでした。パズルをしてから、かけ算(九九)をしました。
途中から、K君が「先週にした九九のかるたをまたしたい」と言ったので、そのカードを自分で作ることをしました。
K君はまず、0の段(×10まで)を追加しました。K君曰く、「これは、よく間違える人がいるから」ということです。たとえば0×10は、10ではなくて0ということです。
次にK君は「11の段を作りたい」と言い、それを追加しました。
11の段は、11、22、33、44……と、単純に増えていくので、どんどん作れました。
「11×10はどうなるの?」
という質問があり、110であることを見た後、
「11×11は? 11×12は?」
と質問が飛んできました。
そこで、11を足していくことで作れることを示唆しました。
これは足し算の筆算の復習になりました。
110
+11
単純に、121と出せます。以下、
132
143
154
164
175
と、どんどんカードを増やしていきました。
×20までいったところで終わりかなと思ったら、K君は「まだあと10分あるから、続けたい」と、その先にも興味を示しました。予定では、ある程度カードを作ったところで、かるたを始めるつもりでしたが、K君はそれよりも先の方が知りたくなったようでした。
K君が「今日の日付は?」
と聞くので、
「26日」と答えると、
「今日はぜひとも、そこまでは行きたいな」とK君。
そのように次の目標が定まりました。
220 (11×20)
231 (11×21)
242 (11×22)
253 (11×23)
264 (11×24)
275 (11×25)
286 (11×26)
これらは一つずつ、K君に筆算で答えてもらいました。
途中から、「300まで届くかなあ?」という興味が湧いてきました。「まだあと3分ある」というので、続けました。
297 (11×27)
308 (11×28)
ここで300を越えました。
ここまで来たら、×30まで知りたいところです。
319 (11×29)
330 (11×30)
今日、K君はここまでかけ算のカードを作りました。
(付記)
なお、九九自体は上のような「計算」ではなく、「音」で覚えるのがベストです。
その意味で今回は、純粋には九九を覚える内容ではなかったのですが、「どこまで続くのかな?」というK君の興味がK君にとっての「算数観」には根っこにあたるものだったので、私もそれに付き合いました。