かず2~3年(2016/10/26)

福西です。

Y君がお休みだったので、この日はK君とマンツーマンでした。パズルをしてから、かけ算(九九)をしました。

途中から、K君が「先週にした九九のかるたをまたしたい」と言ったので、そのカードを自分で作ることをしました。

K君はまず、0の段(×10まで)を追加しました。K君曰く、「これは、よく間違える人がいるから」ということです。たとえば0×10は、10ではなくて0ということです。

次にK君は「11の段を作りたい」と言い、それを追加しました。

11の段は、11、22、33、44……と、単純に増えていくので、どんどん作れました。

「11×10はどうなるの?」

という質問があり、110であることを見た後、

「11×11は? 11×12は?」

と質問が飛んできました。

そこで、11を足していくことで作れることを示唆しました。

これは足し算の筆算の復習になりました。

110

+11

単純に、121と出せます。以下、

132

143

154

164

175

と、どんどんカードを増やしていきました。

×20までいったところで終わりかなと思ったら、K君は「まだあと10分あるから、続けたい」と、その先にも興味を示しました。予定では、ある程度カードを作ったところで、かるたを始めるつもりでしたが、K君はそれよりも先の方が知りたくなったようでした。

K君が「今日の日付は?」

と聞くので、

「26日」と答えると、

「今日はぜひとも、そこまでは行きたいな」とK君。

そのように次の目標が定まりました。

220 (11×20)

231 (11×21)

242 (11×22)

253 (11×23)

264 (11×24)

275 (11×25)

286 (11×26)

これらは一つずつ、K君に筆算で答えてもらいました。

途中から、「300まで届くかなあ?」という興味が湧いてきました。「まだあと3分ある」というので、続けました。

 

297 (11×27)

308 (11×28)

 

ここで300を越えました。

ここまで来たら、×30まで知りたいところです。

 

319 (11×29)

330 (11×30)

 

今日、K君はここまでかけ算のカードを作りました。

 

(付記)

なお、九九自体は上のような「計算」ではなく、「音」で覚えるのがベストです。

その意味で今回は、純粋には九九を覚える内容ではなかったのですが、「どこまで続くのかな?」というK君の興味がK君にとっての「算数観」には根っこにあたるものだったので、私もそれに付き合いました。