![『牧歌』を読む](https://www.kitashirakawa.jp/yama-blog/wp-content/uploads/2023/05/2021-05-19-23.22.08-2-e1685531534636.jpg)
山下です。
金曜日はウェルギリウスを読んでいます。
今日は『牧歌』7歌をはじめから20行読みました。
第6歌とはうってかわり、牧歌らしい、すなおな詩だと思いました。1行目の sub arguta…ilice 心地よい音を奏でる樫の木の下で・・・というフレーズがこの詩のやさしい調べを象徴すると感じました。
このarguta という形容詞はのちほど24行めで詩を奏でる笛(fistula)を修飾します。
#個人的には、12-13行目に描写されるミンキウス川が、『農耕詩』3巻序歌に出てくる関連性に興味をもちました。