福西です。
この日は雨だったので、傘をさして雨を見て回ってから、俳句を作りました。
Yu君
はの水を かさにうつして 水ためよ
雨ふると かみなりぴかり 光(ひかる)かも
雨ふると 山からわきでる 水こんこん
雨ふると 山をながれる おがわだよ
水たまり そこらじゅあるよ てんてんと
上のはを かさでつついて 雨ぽつぽつ
雨の日に かさふりまわし ぽつぽつと
雨ふって あそべないから ざんねんだ
Rinちゃん
山の色 ふんいきかわる 春雨で
雨の音でね かみなりくるか いつくるか
はっぱがぬれ 音がかさかさ いいものだ
雨の日に 早くしないとね しずく出る
ほかの山 ぼぉっとふるえるよ 火がついて
大文字 きらきら光る あの光りは
雨でいや 外に行くとね 晴れていた
Y君の初句、「はの水を かさにうつして 水ためよ」では、「か・さ・に・う・つ・し・て」と七文字のリズムを保って、雨水の流れを表しているところが見事だなと思いました。
Rちゃんの初句、「山の色 ふんいきかわる 春雨で」は、秋雨から連想して、「春雨でもそうなんだよ」と詠んだ俳句です。雨のヴェールで山が濃く見えること、また季節を通して濃くなっていく原因を春雨に見立てているのだろうと思いました。
また、鉄棒に並んだしずくを傘の先や指でぬぐっても、しばらくすると新しいしずくができる様子、木の葉に傘が触れるとぽつぽつと音がすることなどを句にしたためてくれていました。
季節の言葉は、秋雨について話をしました。