春期講習 中学理科

この春期講習ではご要望にお応えして中学理科を始めました。4日間あったのでちょうど化学、地学、物理、生物に割り振りました。

中1のNさんはやはり理系のようです。1分野(化学、物理)は好きだけれども2分野(地学、生物)は覚えることが多くて嫌だと言っていました。ただ、化学でも覚えるべきことはたくさんありますし、地学や生物でも理解しながら覚えると記憶に残りやすいです。ガスバーナーは元栓から順に遠いところからネジをゆるめるといった具合にです。

中2のOさんにはよい復習になったと思います。よくできているところもあればまったくできていないところもありました。4つの分野に分けたときにどれかが得意でどれかが苦手だという感じではなく、どの分野にもできるところとできないところがありました。今回やったところを足がかりにして、もう一度自分でこれまでの総復習をするとよいと思います。

時期的に地震関連の話題に何度かなりました。今回の東北地方太平洋沖地震は教科書通りのプレート型地震です。マグニチュードと震度の違いはニュースなどでもうおわかりでしょう。さらに突っ込んだ話をすると、今回の地震で最初は気象庁マグニチュードが使われていたのに途中でモーメントマグニチュードに切り替えられて数値が大きくなったということも言われています。これらは中1地学の知識をもとにしています。他方で原子力発電所で行われている、発電の基本原理は中2の物理で習いますし、原子については中2の化学で習います。理性的な判断ができるようにしっかりとした知識を養いたいものです。