福西です。
かけ算の筆算について、先週の重ね塗りをしました。
101×2
909×9
101×11
106×22
と、だんだんレベルアップしていきます。
次に、後ろに0のある計算を見ました。
505×50
210×50
480×400
4200×4800
これらはみな、0の処理を後回しにします。
筆算に起こす場合も、
5 05
×50
——
と、問題に出てくる形をそのまま受け止めて処理するのではなくて、
505
× 5 0
——
と、桁をずらして計算しやすいように加工します。
この、「必要があれば、自分で加工できること」が、これからの勉強のステップとなります。
一つ一つのステップは小さくて、「なんのことはない。そんなふうにしなくても、できる!」と強気を張れそうですが、そのステップが十ほど積み重なった頃には、だいぶ違った景色が待っています。
なのでクラスではぜひ、そうした「サブルーチン」(繰り返し利用されるアイテム)なり、「セーブポイント」(毎回一からやりはじめなくてもいいような足場)を盗んでいってほしいと思います。
最後の方では、
9 0 09 0
× 909 00
————-
のような、学校でもまだ習っていないような計算でも、「それまでのやり方さえ知っていれば、同じようにできる」と知ることで、自信をつけてもらいました。
Ryohei君が「今日オレ、何枚したんやろうなあ!?」
と誇らしげに言っていました。
用意していたプリントは19枚ありました。それを生徒全員が、全部平らげたことになります。
個々に達成感があったと思います。
できた人は、絵の間違い探し(先週のリクエスト)のプリントをしました。
本当はそれを、先の計算問題の合間で挟むつもりだったのですが、生徒たちの要望で、結局、最後にまとめてすることになりました。
そちらも違った意味で手ごわく、リラックスして解いてくれました。