福西です。
Yta君は連立方程式の文章題、Sちゃんは合同の三条件、Ywa君は平方根などの計算問題をしました。
Yta君は、文章題のプリントを1枚で1問ずつ、じっくり考えて解きました。
速度、割合を式に翻訳するのには、まだ補助がいりそうです。来週も引き続きしようと思います。
計算では、Yta君はどこで間違ったかを自分で気付くことがはやくなりました。また、時間のかかる計算とかからない計算に少し目がついてきたようです。自主勉強のコツコツした成果が出てきているように思います。
残った時間は、連立方程式の計算問題をしました。
Sちゃんは、合同について習い始めたばかりだったので、まず知識の整理をしました。
また、幾何では三角形ABCやDEFなど、文字を追いかける(目で記憶する)のは大変です。そこでコツとして、もし問題に三角形がかかれていない時は自分で三角形を二つかくこと、そしてその図形を指でなぞることをアドバイスしました。
そして、合同に必要な条件を「あと1つ示せ」という問題でも、三角形を二つかいた上で、辺や角にマークを入れていきます。
・二辺にマークあり→間の角か、もう一辺
・二角にマークあり→間の辺
このようにすれば、もろもろの勘違いを防げます。
Ywa君は、先週のように復習をしました。今回は計算中心です。
(x+2)(x+3)のような式の展開と、(3+√5)(2+√2)のような平方根の混じった計算をしました。
また、二乗、三乗の場合でも、
(x+2)2=(x+2)(x+2)
(x+2)3=(x+2)(x+2)(x+2)
として計算すればよいです。この時の大変な思いは、あとあと覚える公式のありがたみになります。
(3x+2√2)3もYwa君は根性で計算して、合っていました。
正解率は、以下の通りでした。
式の展開 27/29≒93%
平方根 60/62≒97%
自信がついたとすれば幸いです。
残りの時間は、確率の問題をしました。
P.S.
Sちゃんには、「もし友達が次のような質問をしてきた時に、何と説明するか?」という状況で考えてもらいました。
「二つの辺と、その間ではない角が、それぞれ等しいこと。なんでこれは合同条件にならへんの?」と。
AB=DE
BC=EF
∠A=∠D ←これではなぜいけないのか?
それは、次のような場合もあり得るからです。
三角形ABCと三角形DEGとは、確かに「二つの辺と、その間ではない角」がそれぞれ等しいという条件を守っています。けれども明らかに形が違います。このように、∠A=∠Dという(二辺の間でない角による)条件は、辺EF以外に辺EGという引き方を許してしまうがゆえに、合同条件にはならないのです。
Sちゃんには、お友達に聞かれたらぜひ自分でも説明できるようになってほしいです。