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福西です。今ことば3年Cのクラスで取り組んでいるお話作りを、作家(生徒)別に、ご紹介していきます。(なお、明らかな字の間違い以外は、すべて原文どおりです)
今回はMちゃんです。
※お願い これは、将来生徒たちが、当時の自分が何を思っていたのかを思い出すために書き残したものです。ですので、ここにある作品は、決して他者のそれとは比較しないで下さい。(万が一、返却した原稿が本人の手元からなくなってしまっても大丈夫という「保存」が目的です)
もくじ
Ⅰ最新作(冬学期)
- 馬とネズミ
- 小さな小さなケーキやさん
- もしも…
- 女の心と男の心
- えりかのジャングルのぼうけん
Ⅱ初期作品集(春~秋学期・抜粋)
- ふしぎなフランス人形
- くいずの入ったお話
- 白いうさぎと黒いうさぎ
- やさいなんて大きらい
- サンタクロースの思い出
Ⅲ1年生の頃の作品
- 「は」つなぎ
- 俳句
Ⅰ・1 『馬とネズミ』
ある日ある時馬がネズミに言った。
「ネズミ君、ネズミ君。ぼくとかけっこしてどっちが早いかきょうそうしようよ。」
ネズミはちょっとまよってから、言った。
「うん。いいよ。」
ところが馬は、(ぜったいにぼくが勝つにきまってる!!)と思っていた。そして、かけっこが始まった!! 馬が走り出した。そのしゅんかんネズミが馬のしっぽにとびついた。けれど、馬は気付かない。ゴールが見えてきた。馬がゴールまで、あと一歩のところでネズミが馬のしっぽから、とび下りた。そして下から言った。
「馬君、馬君。このかけっこ。ぼくがさきにゴールしたからぼくのかちだよ。」
馬は言った。
「あれれ。勝ったはずなのに…。」
このように、自分の思いどおりにならない時も、あるのです。 (二○一二年一月)
* * *
Ⅰ・2 『小さな小さなケーキやさん』
あるところに、小さなケーキ屋さんがありました。そのお店をやっている人は、はるのさんというとてもやさしい人でした。
ある日はるのさんは新しい商品を考えていました。けれどもなかなか思いつきません!! そうしているうちに、お客さんが来ました。
「いらっしゃませ!! なにになさいますか。」
はるのさんが言いました。するとお客さんは言いました。
「ここのケーキでつけたしてほしいケーキがあるんです。」
「それは、なんでしょうか?」
はるのさんは聞きました。
「トマトケーキです!!」
「トマトケーキ?」
はるのさんはびっくりしました。トマトケーキなんて聞いたことありません!!
「できたら見せて下さいね。」
と言ってそのお客さんはでていきました。
「なんだかふしぎな人だったな。まあいいや。作ってみよう。」
はるのさんはトマトケーキ作りにとりかかりました。
「一番上には、ミニトマトをのせよう。」
そして、やっとケーキができました。
そして何日かして、トマトケーキのことをたのんだお客さんがやってきました。
「トマトケーキはできましたか?」
「はい。できました。」
そして、はるのさんがケーキを見せると、お客さんは、
「ありがとうございます。これなら、えりなもよろこぶぞ。」
「えりな?」
「はい、わたしのむすめで、明日がたんじょう日なんです。えりなは、トマトがすきなのでケーキもトマトにしたんです。」
「そうだったんですか。それでむすめさんは何才になるんですか?」
「十才です。」
「そうですか、ではおまけでろうそく十本つけときます。」
「ありがとうございます。」
お客さんはうれしそうにでていきました。
はるのさんは、お客さんをぼぉっと見送っていきました。そして、
「これだ!!」
と言って、手をたたきました。そして、メモ帳をとり出して、なすケーキ、きゅうりケーキ、にんじんケーキ、ピーマンケーキとかきました。そしてそれは、思ったとおり売れました。そしてさい後に、思いついたのがレインボーケーキです!! 赤色はいちご味、黄色はレモン味、緑色はメロン味、オレンジ色はみかん味、むらさきとあいと青色はぶどう味です!!
はるのさんのお店は、レインボーケーキを作ってからお客さんがいっぱいです。はるのさんは、トマトケーキのことを言ってきたお客さんにかんしゃしています。 (二○一二年一月)
* * *
Ⅰ・3 『もしも…』
わたしがもしもゆうれいだったらいたずらをいっぱいしたい。
わたしがもしもくじらだったらしおをいっぱいふきたい。
わたしがもしもノートだったらさらのままでいたい。
わたしがもしもテレビだったらアニメばっかりうつしたい。
わたしがもしも鳥だったら空をおもいっきりとびたい。
みんなはもしも○○だったらどうしたい?
いろいろあるけど、わたしは人間がいい!! (二○一二年一月)
* * *
Ⅰ・4 『女の心と男の心』
女が青がすきでもかまわない。
男がピンクをすきでもかまわない。
なんでもいいんだ。
自由なんだ。
わーい!! (二○一二年一月)
* * *
Ⅰ・5 『えりかのジャングルのぼうけん』
あるところにえりかという女の子がいました。その子は、毛が茶色っぽく、頭に赤いカチューシャをつけていました。
ある日えりかが海でおよいでいると、波がきておぼれてしまいました。えりかが目をあけると、目の前に大きなジャングルがひろがっていました。ジャングルの中に入ってみると、いろんな実がなっていました。えりかは急いで、リュックの中に実をつめこみました。ずっと歩いて行くと、がけがありました。これでは進めません。そこで、えりかは、近くにあったつるにつかまって、
「あっああ~。」
と向こうにとびました。すると近くにとまっていた鳥がいっせいにとびたちました。そして次にはトラがやってきたのです。えりかはびっくりして近くにあった木に登りました。そしてこわさのあまりかたまってびくともしませんでした。やっととらがさっていきました。えりかはほっとしました。
夜になりました。えりかは空の星を見ながら木の上でねました。
「えりか。えりか。」
頭の上で声がします。えりかが目をあけるとそこはすなはまの上でした。(あれおかしいな。わたし木の上でねてたんじゃ)えりかはふしぎに思いました。そしてリュックの中を見ると、そこには実がたくさん入っていました。
ジャングルはあったのでしょうか? (二○一二年二月)
* * *
Ⅱ・1 『ふしぎなフランス人形』
少しむかしの話です。フランスのあるところに女の子がいました。その子の名前はエミリーといいました。エミリーはある人形を持っていました。その人形はリリーといいました。さあいままでのはしょうかいです!! さぁ、ここからお話のはじまりです!
あるひ、エミリーはリリーとあそんでいました。するとお母さんが、
「お買い物に行って来て。」
と言ったので、エミリーはリリーをつれてお買い物に行きました。今は春だったので外に出るとぽかぽかしていました。まず、エミリーはやおやさんに行きました。そこでは、大すきないちごとレタスを買いました! そして家にかえりました。お母さんが、
「ありがとう。」
と言ってくれたのでエミリーはうれしくなりました。
あくる朝、エミリーが目をさますと、リリーがいません! エミリーはとびおきて、リリーをさがしました。
「リリーどこにいるのぉ。リリー。」
そして庭に出た時、リリーがベンチにすわっていました!
「リリー?」
と、エミリーがさけびました。すると、なんと、リリーがしゃべったのです!!
「おはよう!! エミリーさん。」
「えっ??」
エミリーはびっくりしました。
「わたしは、朝と夜だけしゃべれるのです!!」
「えっ?? そんなことなぜいままでいってくれなかったの?」
「ちがいますよ。わたしもよくわかりませんがある日とつぜんしゃべれるようになったのです。」
「へぇそうなの。」
そして昼ごはんを食べると、リリーはもうしゃべらなくなっていました。
「夜になったらまたお話しようね。」
とエミリーは言ってから家に入りました。
夜になりました。リリーとエミリーはたくさんお話をしました。
「ねぇ。リリーはいつからしゃべれるようになったの?」
「五月のはじめからです!!」
「そうなの。」
「わたしもうねむくなってきたからねるね。」
「おやすみなさい。」
それからまた楽しい日びがつづきました。
エミリーはとてもしあわせでした。それから、えいえん二人は楽しくすごしました。 (二○一一年十月十三日)
* * *
Ⅱ・2 『くいずの入ったお話』
わたしはすみれです! クッキーが大すきです。
1 クイズ すみれがすきなクッキーの形はなんでしょう?
① ハート
② 花
③ 星
さぁどれでしょう。
お話をつづけます。わたしは、クッキーを作るのが大すきです。
2 クイズ 一日に何まいクッキーをやくでしょう。
① 十まい
② 百まい
③ 五十まい
さぁどれでしょう。
毎日クッキーをやくので夜はつかれはてて何時間もねてしまいます。
3 クイズ 夜何時間ねるでしょう?
① 十時間
② 十二時間
③ 九時間
クッキーやさんがんばります。 (二○一一年十月二十一日)
クイズの答え 1、② 2、③ 3、②
* * *
Ⅱ・3 『白いうさぎと黒いうさぎ』
このお話は学校のうさぎが人気のしょうぶをするお話です。
もくじ
- 人気があるのは?
- しょうぶのはじまり
- なかなおりしよう
1 人気があるのは?
ある学校にうさぎがいました。その中でも人気なのが、白いうさぎです。そこには、黒いうさぎもいました。黒いうさぎはあまりにも白いうさぎが人気があるのでいらいらしていました。
「あの白いうさぎ、うっとしいなぁ。よし夜にしょうぶを申しこもう。」
2 しょうぶのはじまり
そして夜になりました。黒いうさぎは白いうさぎにしょうぶを申しこみました。
「おい、白うさぎ。ぼくと人気のしょうぶをしよう。」
「いいよ。」
(あっ、なんとなく、あっさり答えたな?)
3 なかなおりしよう
そして三日たちました。黒いうさぎはもうなかなおりしようかなと思っていました。そのころ白いうさぎも同じようなことを考えていました。そしてどうじに……
「ごめん。」
と言いました。
「あはははは。」
「あはははは。」
二ひきはわらいだしました。
よかった。よかった。 (二○一一年十一月十一日)
* * *
Ⅱ・4 『やさいなんて大きらい』
あるところに、一つのむらがありました。そのむらには、こんなうわさがありました。
「やさいを食べないと、だめだよ。もしやさいを食べなかったら十年病気にかかってしまうよ。」
ところが、そのむらには、やさいが大きらいで、まったく食べない男の子がいたのでした。その子は、ゆう太といいました。ゆう太のお母さんはなんとか、ゆう太にやさいを食べさせようとこまっていました。大すきなカレーを作っても、ゆう太は、
「これいらない。あれいらない。」
と、やさいをとりのぞいて食べるのでした。そしてとうとう、ゆう太は病気にかかってしまいました。薬を飲ませてもなおりません。お母さんは、つきっきりでかんびょうしました。
ある日、お母さんは、カレーを作ってみました。そして、ゆう太に出してみました。
(おねがい食べて)
すると、どうでしょう。ゆう太が、やさいもいっしょにカレーを食べたのです。そのいっしゅんでゆう太の病気は、なおりました。それからゆう太はやさいを食べるようになりました。それから、へいわに毎日がつづきました。よかった。よかった。 (二○一一年十一月二十五日)
* * *
Ⅱ・5 『サンタクロースの思い出』
あるところに、サンタクロースがいました。サンタクロースがぼうえんきょうで地球を見ていました。
「ふむふむ! 今年はおりこうな子ばかりだな。」
すると、サンタクロースの頭の中に思い出がうかんできました。
「そうだなぁ。きょ年は、わしがくる時にまだ起きていた子がいたなぁ。」
するとどんどん思い出が出てきました。チョコをくれた女の子の事。クッキーをくれた男の子の事。そのほかにもたくさんありました。そのなかで一番心にのこったのが、ある男の子の家で、昼までその男の子と遊んだ事です。その男の子には、ミニカーをあげました。その子はとても、よろこんでくれました。
「はぁ。またあんな事があったらいいな。」
サンタクロースはため息をつきました。みなさんも、思い出を大切にしましょう。わたしもサンタクロースになってみたいです。 (二○一一年十二月九日)
* * *
Ⅲ・1 『「は」つなぎ』
ライオンはほえる
ほえるはおおかみ
おおかみはこわい
こわいはおばけ
おばけはころせない
ころせないはゆうれい
ゆうれいはきえる
きえるはにんじゃ
にんじゃはすごい
すごいはおとうさん
おとうさんはこわい
こわいはどらきゅら
どらきゅらはちをすう
ちをすうはこうもり
こうもりはくろい
くろいはからす
からすはうるさい
うるさいは目ざまし
目ざましはまるい
まるいは目
目はやくにたつ
やくにたつはは
ははかむ
かむはねこ
ねこはなく
なくはとりでした。 (二○一○年一月)
Ⅲ・2 『俳句』
はるがきて さくらがさいたら いちねんねん(いちねん)せい
そつえんしき ともだちばいばい かなしいな
しょうがっこう みんないっしょ いちねんせい
はるは みどりの ひろがりだ
きんぎょが はちで ぱたぱたおよぐ
さかなが いっぱい いけのそこ
きょうは いいひだ こはるびより
ほたるが いっぱい かわのうえ
かみきりむし きのうえに のぼっていく
かもがわに やなぎたたりと のっぺらぼう
がっこうの きゅ(う)しょくは いつもおいしいよ
じびきあみ さかながいっぱい つれたよ
あまのがわ ながれてほんとの かわみたい
くらいよぞらに つぎつぎながれる ながれぼし
さかなつり おおきなます つれたよ
なつやすみ とてもたのしい いちにちだ
がっこうは こくごやさんすう むずかしい
しょうがいぶつそう とんだりくぐったり いそがしい
かもがわに かもがさんわ およいでる
めじろのこ おやこでい(っ)しょに とんでいる
うんどうかい はらえるかどうか わからない
かもがわに しだれざくらの かあてんだ
おんがくはっぴょうかい ねむれるもりのびじょ ゆうしょうしたよ
錦林小学校 春になったら さくらのまんかいだ
アドベンチャークラブ リーダばいばい きょうとえき
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