福西です。
百人一首を使った、青かんむり(色かんむり)という遊びをしました。
(詳しいルールを知りたい方は、ウェブで検索なさってみてください。あるいは「こちら」)
青冠は、100首を1人25枚ずつ配ります。そしてババ抜きのように、姫や坊主といった絵柄を合せながら数を減らしていく遊びです。
4人プレイで、2人ずつが1チームになります。あみだくじの結果、SちゃんとM君がAチーム、R君と私がBチームとなりました。
私→M君→R君→Sちゃん→(私、以降繰り返し)
というローテンションでした。
持統天皇と天智天皇の札を誰が持っているかが、勝敗を大きく左右します。今回はその両方をSちゃんが持っているという状況でした。
一番早く札が減っていったのは、私でした。その手札が残り1枚となったところが今回の山場でした。
Sちゃんは、私に対する攻め札として、切り札の持統天皇を出しました。
なぜなら私が天智天皇を持っていないことを、Sちゃんだけは知っているからです。
これで私はパスとなり、(Sちゃんの味方の)M君に手番が渡りました。
M君が選んだ攻め札は、矢五郎。
矢五郎は希少札だからです。
でも、それをR君がなんとか受け切って(R君、ナイス!)、R君の手番。
R君の(Sちゃんに対して)選んだ攻め札は、「青冠」でした。
この時点、Sちゃんは青冠を切らしており、Sちゃんは思わず「パス」と言ってしまいました。
これで、手番の回ってきた私が最後の1枚を捨てて、ゲームセット。
R君と私のBチームの勝ちとなりました。
実はさっきの時点で、Sちゃんがオールマイティの天智天皇を使って青冠を受けていれば、勝負はまだついていなかったのですが、「もったいなくて使えへんかった・・・」ということでした。ザンネン。
「次は負けへんしな」、ということでした(^^)。
今回は、R君の勝負強さが光りました。Sちゃんの切らしている札を読み当てたことが一番の勝因でした。
というわけで、雅な気持ちで遊びに興じました。
今週の暗唱は、Sちゃんは「あひみての」、M君は「風をいたみ」、R君は「ちぎりおきし」の和歌を選びました。
P.S.
なお、今回『青かんむり』で使った箱では、以下のような配数でした。
青冠26
姫20
たて烏帽子16
横烏帽子15
坊主14
矢五郎7
持統天皇1
天智天皇1
絵によっては、「たて烏帽子」と「よこ烏帽子」がまぎらわしいので、色つきのタックシールを札の隅に貼りました。これがわかりやすくて、いい方法だと思います。
あと以下は、ご参考までに。
【ルール】
・反時計回り
・4人プレイ、25枚ずつ配る
・向かい合わせが同じチーム
・チーム2人のうち1人が札を全部なくしたら、そのチームの勝ち
受ける 出された札と同じ札を出すこと
攻める 最初に好きな(相手の持ってなさそうな)札を出すこと
天智天皇 受けに使う場合はオールマイティ、攻めに使う場合は最強。
持統天皇 天智天皇には負けるが、それ以外は天智天皇と同じ
【進行】
・じゃんけんをして、勝った人が最初に「攻める」。
・攻めを受けることができたら、次はその人が「攻める」チャンスを得る。
・かりに受けることができても、札を出したくなければ、パスしてもよい。
【ヒント】
「受ける」か「受けない」かが思案のしどころです。
・パスする場合 一方のチームだけ合計2枚へることになる。
・受けるの場合 受けた札と、次に攻める札とで、自分の札が2枚へることになる。