昨日は今年度最初の素読の時間を持ちました。詳しく取り上げたのは「三省堂」命名のもとになった言葉です。
曾子曰く、吾日に我が身を三省す。人の為めに謀りて忠ならざるか。朋友と交りて信ならざるか。習はざるを伝へしかと。
三つの反省の内容を一つ一つ考えるうえで、「ちゅう」や「しん」がどんな漢字になるかを皆で考えてもらいました。大人にとっても耳に痛い問いかけではあります。
私が注目したのは3番目の問いです。最初の二つはわりとどこでも言ってそうなアドバイスですが、この3つ目はどきっとさせられます。
「知ったかぶりはだめ」ということですが、この日の参加者のほとんどが続いて勉強会にも参加するということなので、年下の人に質問されたときこの言葉の意味を思い出してほしいと述べてこの日の取り組みを終えました。