今日のラテン語

雨が降り続きます。

Gutta cavat lapidem non vi sed saepe cadendo. というラテン語があります。

「グッタ・カウァト・ラピデム・ノーン・ウィー・セド・サエペ・カデンドー。」と読みます。

gutta(滴)、cavo(穴をあける)、lapis,-dis(岩)、vis(力)、cado(落ちる)といった単語が使われています。

non A sed B(AではなくB)の構文に注意してください。

viはvisの単数・奪格になります。

cadendo は cado の「動名詞」の形です。cadendo 自体、奪格になります。

直訳すれば、「滴は岩に、力によってではなく、何度も落ちることによって、穴をあける。」となります。

蛇足ですが、英語にドリルという言葉があり、日本では小学生もドリルをします。元は「穴を開ける」という意味です。技術を習得し、未来の扉を開けるには、何度もトライして穴を開ける必要がありますね。