浅野です。
Aさんは自分で持ってきてくれた問題集を進めていました。”will”と”be going to”がどう違うのかと質問されました。いつも鋭く深いところに迫っているので感心します。中学レベルでは同じと思っていればよいのですが、確か”will”には意志のニュアンスが含まれる点で微妙に違うはずです。
Bさんは目前に迫った英検準2級の1回分を通して試しに点数化してみました。長文に知っている単語が多くて楽に読め、かなりの出来でした。しばらくの間、わからないにも取り組んできたことも功を奏したのかもしれません。本番で出来ようが、出来まいが、語彙の問題なので気にすることはないと言ってあります。
Cさんはこちらで用意した総復習プリントの続きです。理解はよくできています。ただ、英作文になると、主格と目的格などをごっちゃにしてしまいがちだという弱点が発見されました。
Dさんも同じく総復習です。Cさんと同様に、人称の挌に混乱が見られました。読解では文脈で格を推測することができるのであいまいなままでも先に進めますが、英作文をするとすぐに理解の程度が明らかになります。
>格
この言葉自体、よく考えれば不思議な日本語ですね。大人は当たり前のように口にするわけですが、子どもたちにとって見るとびっくり仰天です。こういうところに、ヨーロッパの古典教育の影響を見ることができます。とすれば、大人の人にとって「ラテン語・ギリシア語」がとっつきにくいと感じるように、その重さ、抵抗感を、無意識のうちに、子どもたちは英文法の時間に感じていると私はにらみます。しかし、ここを乗り越えてほしい、と思います。その結果得られるものは、単なる英語の知識、力にとどまらないからです。蛇足ですが、今の学校の教科書は、この「影響」を払拭しようとやっきになっています。余談が過ぎました。
Deeds, not words. という言葉が英語にあります。
Practice makes perfect. とも。
今浅野先生が重きをおかれていますように、今後とも、子どもたちの指にペンだこ(←死語?)ができるような方向でご指導をよろしくお願いします。