浅野です。
早いものでまた学校の試験期間が近づいてきましたので、それぞれその準備をしました。
Aさんは学校のノートや教科書を整理していました。そのやり方を見ていると強く指導したくなりますが、自主的に取り組んでいるのに上から強制したくはないのでそのまま見守りました。折を見て相談したいです。
Bさんは関係代名詞のwhoseがよくわからないと質問してくれました。他の関係代名詞と合わせていくつか例文を見比べるとわかってくれたようです。「私はその髪の長い女の子を知っています。」という例文は3通りの英語で表現でき、それぞれ!”I know the girl who has a long hair.”, “I know the girl whose hair is long.”, “I know the girl with a long hair.”となります。こうした有名な例文に触れているとだんだん慣れてくるでしょう。
Cさんは”The homework made him tired.”という場合のmakeがよくわからないと、ポイントを押さえた質問をしてくれました。そこで「make + O + C=(OをCにする)」と一言答えると、すぐさま理解してくれました。以前に5文型の考え方は説明しておいたのが功を奏しました。5文型は万能ではないにしろ、かなりの程度理解を助けてくれることは間違いありません。学校では文型の話はせずに、そういう意味になるとだけ言われたそうですが…。
Dさんも同じく文型が主体でした。以前に自作のプリントで練習をしたので、すらすらと理解できているようでした。
>5文型
ものはいいようで、5文型は最初はとまどいますが、逆に6文型、7文型はない、と言い聞かせることで、
「たったこれだけ」と思える力がわいてきます(わくべきです)。5パターンが習得できたら、辞書が
有効に引けるようになるでしょう。だから、英文に接するたびに、英語の勉強を進めるだけ、力がもりもり
ついていきます。英語学習の勘所ですね。もっとも、私はそうでしたが、このような文法の勉強をまったく
無視しても英語の力はつきます。ただし、死ぬほど英語を読み、聞き、書き、話さないとそれは無理です。
英文法を批判する人は多いのですが、なぜそんなことを言うのかな?と不思議に思います。私は、
遠回りをしたタイプですが、英語を文法に則して教えるようになって、まさに文法とはショートカットなのだと
感じます。グラマーとは魅力的という意味のグラマーと語源が一緒らしいのですが、さもありなん、と
思います。先生が、魔法の種明かしをするように、「ほら、すごいだろ」という気持ちで文法を教えるのが
さまになるなあと思います。浅野先生がされているように、生徒の質問を「待ってました」という感じで
受け止めてくれ、かつていねいに教えてくれるなら、生徒は英語が好きになるでしょう。英語は先生
次第というところが多分にあります。