今学期最後の授業では、1節と半分進みました。
前回からの流れで、キケローの文学賛歌が続きます。
アルキアースこそ文学の代名詞であり、もの言わぬ自然や動物でさえ、詩の言葉によって涙を流すのだから、人間が文学によって感動しないことはありえない。
と述べ、アルキアースを処罰するのは、人間のすることではないという印象を抱かさせるような弁論になっている箇所でした。
今の裁判でこのような弁論が通用するのかどうか、私は知りませんが、読み物として読むかぎり、キケローはいつもかわらず雄弁です。
キケローを読む
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