0218 山の学校ゼミ(倫理)

浅野です。

 

ニーチェとベルクソンを取り上げました。

 

どちらも道徳を論じていて、時代もほぼ同じです。ニーチェはキリスト教的な道徳は価値の転倒であるとして批判します。ベルクソンは宗教的な道徳は幻想であるにしても一定の機能を果たしてきたと過去を整理した上で、神秘主義的な開かれた宗教を提唱します。神を素朴に信じるということが難しくなった時代において、ニヒリズムに至るのか神秘主義に至るのかという好対照をなしている二人の思想家です。