浅野です。
誰がAさんで誰がBさんか混乱してきたので、今回からイニシャルで書かせてもらいます。
Kさんは文法の問題集を続けてくれています。今回は動名詞からで、以下のような文が出ていました。
Her mother likes looking at pictures.
悩みながら、これを「彼女の母は見たいように写真を見る。」と訳してくれました。気持ちは伝わりますが、怪しいですね。
正しくは「彼女の母は写真を見ることが好きだ。」です。ここでもどれが動詞かを見極めることがポイントです。この例文の動詞は”looking”ではなく”likes”ですね。単語を調べるときも、関係代名詞が用いられている文の意味を取るときも、動詞に注目することがとにかく大事でした。
Sさんは提出を翌日に控えた学校の宿題をたくさん抱えていました。いつもは全文を和訳するように丁寧に英文を読んでくれているのですが、今回は時間の都合もあり、細かいことは気にせず、さっと読んで内容を把握することに挑戦してみてはどうかと提案しました。状況に応じてどれくらい精密に読むかを加減できるようになると理想的です。そのためには広い意味での国語力と、どうしても単語力は欠かすことができません。
>動詞に注目すること
大事ですね。文型の知識とあいまって「訳の形」が見えてきます。SはOをVする、など。上の例では likes の目的語として looking がくるわけですが、本来は名詞がくるポジションですから、-ing は動名詞と判別できます。「・・・すること」と訳せます。同じ -ing でも現在分詞は形容詞ですから、この場所にはきません。昔も今も文法は重要です。それだけですべてが解決するわけではもちろんありません。しかし、文法を偏重するから英語が話せない、だから、文法を軽視する、というのはおかしな理屈だと思います。本当に英語が好きな人、得意になりたいと思う人は、文法を大事にし、それでこと足れり、としない人だと思います。浅野先生の教え方が丁寧だと私が感じる理由は、このように文法を丁寧にわかりやすく説明してくださる点にあります。今後ともよろしくお願いします。