12/23 英語(中1)

岸本です。

昨日に引き続き、二回目の補講を行いました。
気温が低く、霧が立ち込めるお山の中で、お休みのため誰もいない部屋に一人いるのは、正直心細いものがあったので、生徒さんが来てくれたときには、少しほっとしました。
私が言うのも変ですが、来てくれてありがとうございます。

今回は、前回やり残したプリントの続きに加え、英作に挑戦しました。

まずは、前回やり残したプリントを解いてもらいました。
問題は、前置詞やそれを用いた熟語が中心でした。
三単現の-sを忘れるなどの細かなミスはありましたが、概ねの理解はできているようでした。

今回、特に感心したのは、英作の問題の解き方でした。
その方法とは、最初に必要な英単語を書き出して、それを並べ替えて、英文を作っていくというものでした。
日本語本位で逐語的に単語に置き換えていくのは、英語を話すという点では、あまり良い方法ではないと思うのですが、文法の復習としては、効果があると思います。
そして何よりも、自分で新しい解き方を考え付いてくれたことを、まず褒めたいところです。

私からは、その解き方を更に効率の良いものにするために、まず英単語を文節ごとにまとめていくという方法をアドヴァイスしました。
例えば、「私にはカナダ出身の友人が一人いる。」という場合”I, Canada, from, friend, a, have”とするのではなく、”I, from Canada, a friend, have”というように、文節ごとにまとめれば、よりスムーズに文が作れますし、もし間違っても、自分の理解のどこが誤っているのかわかりやすくなります。

つづいて、今回が今年最後のクラスということもあって、「今年一年を振り返って」というテーマで英作文をしてもらいました。
最初は、なかなか手が進まなかったのですが、和英辞書を引いていくうちに、次第に筆が進み、最終的には6つの英文を作ってくれました。
どれも、生徒さんが頑張ってつくってくれた英文です。

最後にそれを読みながら、前置詞句などを使って、英文の内容を豊かにしていました。
例えば、下のようにです。( )は、私のアドヴァイスで付け加えたものです。
“I enter a junior high school (in April). I put uniform on (for the first time).”
12月を中心に習ってきた前置詞が、いかに表現の幅を広げるために重要か、実感してくれたと思います。

このクラスの生徒さんが、山の学校に上り始めて一年が経ちますが、その一年で英文がしっかり書けるようになっている、その成長にとても感慨深いものがあります。
まだ冬学期は終わりではありませんが、これまでの積み重ねが生きるように、そしてそもそもの積み残しが無いように、来年も生徒さんと英語の勉強を続けて生きたいと思います。
次回は1月13日です。それでは、良いお年をお迎えください。