岸本です。
昨日に引き続き、今日も寒い中お山に上ってきてくれました。
部活で疲れているのかな?と思える一面もありますが、目をこすりながらしっかりとクラスに取り組んでいました。
そんな今日は、中一の英語の復習の続きを行いました。
そのため、十分に時間をとって、とりあえず自力で全部といてもらいました。
並び替え問題や適語補充など、問題形式も様々で、これまでの文法知識をそれらの中で如何に自分なりに適用することが、必要とされます。
今日のプリントは、主として「命令文」と「三人称単数現在の変化」、「助動詞can」と「過去形」が中心でした。
その中でも、苦手にしていたのは、「命令文」でした。
特に並び替え問題では、目的語を無理矢理主語において文章を作っているものもありました。
しかし、これは逆に「英文の最初は主語」という原則をしっかりおさえていてくれたが故だと思います。
「命令文」は英語の中では特殊的に主語が明示されません。
単に並べるのではなく、単語がどのような意味を持つのか(目的語なのか、など)を考えつつ、解いてもらえるようにアドヴァイスをしました。
もう一つのミスは「三単現の-s」を忘れがちな点でした。
主語を意図的に読む習慣が大事なので、それを意識してもらえればと思います。
最後に、ミスとはいえませんが、疑問文の答え方についても勉強しました。
疑問文に丁寧に答えるときには、その疑問文を平叙文に置き換えながら、尋ねられた事柄に答えていくのが重要です。
例えば”When does your father get up ?”という疑問文には”He gets up at seven.”というようにです。
確かに口語では、必要な”at seven”だけでもいいですが、しっかりと答えることで文法知識の確認にもなります。
前回と今回は復習をメインに解いてきましたが、せっかくの文法知識が上手く応用できていない面が目立ちました。
それは、理解していないというわけではなく、単に問題に慣れていないだけかもしれません。
そこで、来週の火曜の補講は、単語の確認と別の問題を解きながら、その知識の応用の仕方を学んでもらおうと考えています。
中1の英語というのは、英語学習の半分を占めるといっても過言ではないと思います。大人の人で英語が苦手、という人は、意外に中1英語のどこかでつまづいています。今は本当に大事な次期です。
岸本先生のエントリーを拝読すると、クラスの生徒さんが毎回なにがしかのミスをしていることが窺えますが、これは生徒さんが毎回「力をつけている」ということの裏返しです。「ぼーっと授業を聞いている」というスタイルではこうはなりません。つまり、受け身の学習では「ミスは生じない」のです。その代わり、学年があがるにつれ「どこがわからないか、わからない」という状態になっていきます。
知ることとは何かと問われ、孔子は「知らないことと知っていることを区別すること」と答えました。毎回ミスをする。もしかすると同じミスを繰り返すこともあるかもしれません。しかし、その事実をどうとらえるか?
いっぱいミスするからいっぱい前進できるんだ!
このように前向きにとらえるべきであり、これは空元気でも何でもありません。この生徒さんが得意とするスポーツ、とくにクラブ活動を通しのて、私が述べていることは間違いのない事実です。
ミスしない人とは、スポーツで言えば、参加せずに「見学」する人のことです。TVでスポーツ観戦するように、授業を受けている人が大多数でないでしょうか。
101回目に「できる!」ようになるため、100回ミスするべきです。私からのアドバイスはそれだけです。毎日細切れに学習する方が、100回ミスできます。このクラスだけだとよくて10回ミスできるだけです。学習を日常化すること。これが英語学習の大原則です。